このきものも 結婚する前から母が作ってくれていたきものでもう40年は経っています。
地模様のある色無地です。昔はこの上に紋付の羽織を着たので、紋はついていません。
色無地に紋付の羽織(絵羽織など)の装いは卒業式、入学式、また結婚式などのおよばれなどに着ました。
私が結婚した頃も、田舎でしたので「たちぎょ」と言って、結婚式より前に村の親戚の人達を呼んで披露宴のようなことを自宅でするのですが、そういう時には村の奥さんたちは、小紋や色無地のきものに必ず羽織を着ました。
昔は、いろんな行事を自宅で行いました。
実はこのきもの、ほとんど着ていなくてたまに自宅で教室のときに着るくらいです。
この色が私には似合わないと思っています。(きものとしては好みの色ではない)
きものでも洋服でも同じだと思いますが、第一印象で今ひとつ…と感じたものは着ていても何だか落ち着きません。
しかし、このきものは親が作ってくれたものですので私は断捨離はできません。