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今週のきもの・石田縞

駒絽の小紋です。

経糸緯糸を交互に組み合わせて織られたのが平絽といい、強い撚り(より)のかかった駒糸で織りあげた絽が駒絽です。駒絽は平織より、シャキッとした手触りで、さらりと涼しいのが魅力です。

帯は、絽つずれの名古屋帯にビーズの帯留めです。

 

福井県認可連盟で、「石田縞」の織物を体験してきました。

石田縞は、木綿の織物です。

私たちが木綿の糸で織っていると時間がかかりすぎるので、体験するのは1センチ幅くらいのリボンを緯糸に使います。好きな色を選びます。私はピンクで織りました。

15分程で花瓶式位の大きさに仕上がりました。

これが木綿糸の元になる綿です。

この糸は、蓬で染めています。

色々な植物などで染めます。

石田縞の石田は地名で、江戸時代に水害や米の不作に苦しむ農民の「高島善左衛門」という人が天候に左右されないで収入を得られるものを!ということで一から勉強して始めたそうです。

昭和の始め頃までは木綿織物は盛んに織られていて、福井県の学校の制服などにも使われていました。しかし、戦後は化学繊維(人絹と言われる)が出てきて木綿の需要は少なくなり、消えゆく石田縞を復元しようと鯖江市繊維協会では、このように体験ができます。

歩いているときこんなかわいい桔梗の花を見かけました❣