薄いオレンジ色のぜんまい紬です。
もう20年くらい前のものです。
ぜんまいは山菜のぜんまいのことです。ぜんまいについている「わた」を真綿糸と混ぜて紡いだ糸を緯糸に用いて織られた紬です。
山形の米沢などで織られています。
ぜんまいの綿毛にはカビや虫よけ効果があると言われてます。
ふんわりとした温もり感があるため秋から冬に着る袷のきものとして用いるのが適しています。
実は、今週このきものを着てちょっと暑かったです。
帯も同じくらい古いもので、紬地の袋帯です。
織りのきものに織りの帯の取り合わせになりますが、この帯はカジュアルな帯なので大丈夫です。
きものも帯も私の好きな色目です。
散歩の途中で見つけた「こでまり」です。